私は福岡市博多区で起業支援に特化している事務所を運営しています。
企業や個人事業主は数多くある中でなぜ『起業支援』に特化しているのかという理由について書きたいと思います。
税理士業界では、起業支援についてこのような印象を持たれていることが一般的です。
・あまり収入にならないのではないか
・長く続かない企業の顧問は安定しないのではないか
・臨時的なことが多くて業務が大変なのではないか
税理士業界で起業支援をやらない事務所もありますが、上記のような理由で行っていないのではないかと思います。
当事務所でなぜ起業支援を行う理由は次の3つの理由です。
目次
なぜ起業支援の税理士事務所運営を行っているか!?
起業支援が最もやりがいがあるから
起業家の方は初めての起業という方が多いため、税理士事務所の意見や助言を参考にしていただけます。
そのため、税理士事務所側が間違っていれば、起業家の方も間違って方向に進んでしまう可能性があります。
だからこそ、とてもやりがいがあり、お客様に感謝していただける業務です。
また、起業支援は経営者の方と共に成長していくことができます。
起業家の方はサラリーマンから独立して事業を始める方が多いため、経営に関しては経験や知識があまりない方もいます。
その起業家の方のご支援ができることは、当事務所の成長にもつながります。
起業家の方と一緒に成長していくということで、ノウハウが貯まり、さらにお客様への貢献ができるという好循環が生まれていきますので、事務所運営が上手く回っていきます。
社会貢献のため
日本は今後、働き方改革により働きやすい環境を目指していますが、実際は逆に働きづらい環境になっていくと思っています。
その理由は、働き方改革が政府が抜本的な改革を行うわけではなく、企業や経営者に負担を強いる制度になっているからです。
確かに長時間労働や、未払残業、社会保険未加入など企業側の体制が整っていないことから起こる問題がありますが、すべてを適正に行うとすると企業の体力が無い状況では事業運営が難しいことになっていくのが現状です。
このように体力がない会社は事業を廃止すれば良いと言われればそれまでですが、企業は創業者や従業員の方、そのご家族の想いがたくさん詰まっており、何とか事業を続けて発展してほしいというのが私の想いです。
その企業やフリーランスの方を支援できるのが『起業支援』となります。
これは私の中で生意気ですが社会貢献ができると微力ながら感じています。
経営戦略として
経営戦略の一つに『ランチェスター戦略』というものがあります。
中小企業や小規模事業者の戦い方を戦略としてランチェスター博士という方がまとめたものですが、ランチェスター経営の代表的な考え方の中に、業務を提供するターゲットの絞り込みがあげられます。
当事務所では、サービスを提供するお客様を『起業家』に絞り込みしているということです。
絞り込みを行うとそれ以外のお客様が来ないのではと思い、絞り込みをしない方が多いのですが、この絞り込みを行うことでお客様からのお問い合わせや引きあいは必ず増えます。
これはどの業種でもいえることですが、『何でもできる』は『何もできない』のと同じであり、絞り込みを行わなければ、競合他社に隠れてしまいます。
得意なことが何もない会社やフリーランスだと思われてしまうと仕事の依頼は来ません。
このような絞り込みを行うことで、ノウハウが貯まり、得意なことがさらに得意になり、付加価値をお客様に提供できるようになります。
また、この絞り込みを当事務所でも行うことで、絞り込みの効果をお客様にご提供することができるようになります。
まとめ
なぜ当事務所が起業支援に特化しているのかという理由についてご紹介しました。
なるべく多くの起業家の夢が実現するようなご支援を今後も行っていきます。
税理士を目指している方は今のうちから自分の得意なことを探しておきましょう。